業務に追われて忙しい日々を送ることになる現場が多い看護師にとって、業務の効率化に使えるツールがあるのは魅力的でしょう。たとえば、電子カルテは看護師の業務負担を減らせる魅力的なツールとしてだんだんと広まってきています。職場選びをするときにも、電子カルテが導入されている職場が良いと考える看護師も多くなりました。しかし、電子カルテを使える職場に入職したいと思ったときは、職場の選び方に注意が必要です。職場選びで失敗しないためには、入職時の教育研修制度が整っているところを選びましょう。

電子カルテは使い慣れていないと戸惑うことが多く、現場経験が豊富な看護師でもかえって業務効率が低下することがあります。電子カルテの機能が豊富になってきた影響で、使いこなすことが難しくなってきているからです。特に切実な問題なのが、現場によって電子カルテの使い方も違うことでしょう。ただ患者の情報を入力するためだけに、電子カルテを用いることはあまりありません。医師や他看護師とのコミュニケーションツールとして利用したり、書面でやり取りするときに使ったりすることが多くなっています。

OJTで学んでいくのでは、なかなか効率的に電子カルテを使えずに悩みがちです。入職のタイミングできちんと教育研修する制度が整えられており、看護師にとっての使い方を学べると安心できます。使用して良い機能や推奨されている使い方なども網羅的に学べると、自分なりに業務を効率化できるでしょう。